免田事件
免田 栄(めんだ さかえ)
狭義の冤罪無罪確定
1948年、熊本県人吉市で祈祷師夫婦が殺害された事件。免田栄は別件逮捕後に拷問で自白を強要され、死刑判決が確定。6回の再審請求を経て、1983年に日本初の死刑確定囚の再審無罪判決を勝ち取った。逮捕から34年。
逮捕年
1949
無罪確定年
1983
期間
34年
確定判決
確定審:死刑 / 再審:無罪
都道府県
熊本県
地域
九州・沖縄
捜査機関
熊本県警(人吉署)
時代
現代
刑事手続き進行度
捜査
逮捕
起訴
一審
控訴審
上告審
確定
服役
✓
再審逮捕起訴一審死刑確定服役→ 再審無罪
通過有罪等無罪等進行中
タイムライン
事件不利有利手続事後
1948.12事件発生
熊本県人吉市で祈祷師夫婦が殺害、娘2人が重傷。現金が奪われる
1949.01免田栄 別件逮捕
窃盗容疑で逮捕。3日後に強盗殺人で再逮捕。拷問・脅迫により自白を強要される
睡眠を与えられず連続で取調べ。暴行を受け、暖房のない部屋でシャツ一枚にされた
捜査:人吉市警察
1950.03一審 死刑判決
熊本地裁八代支部が死刑判決
1951.03控訴棄却
福岡高裁が控訴を棄却
1951.12上告棄却
最高裁が上告を棄却
1952.01死刑確定
死刑が確定
1952.06第1次再審請求
最初の再審請求を提出
1956.08第3次再審 開始決定(熊本地裁)
西辻孝吉裁判長がアリバイを認めて再審開始を決定
しかし検察の即時抗告を受け、福岡高裁が取り消し。最高裁も追認。再審は開かれなかった
裁判長:西辻孝吉
1972.04第6次再審請求
法医学鑑定をめぐる新たな証拠を根拠に請求
1979.09福岡高裁が再審開始決定
福岡高裁が地裁棄却を覆し、再審開始を決定
警察の血液型鑑定の信用性を否定、自白調書の信用性にも疑問を呈した
1980.12最高裁が検察の特別抗告を棄却→再審開始確定
死刑確定囚に対する初めての再審開始確定
1981.05再審公判 開始
熊本地裁八代支部で再審公判開始
1983.07再審無罪判決・即日釈放
熊本地裁八代支部がアリバイを認めて無罪判決。即日釈放。逮捕から34年
日本初の死刑確定囚の再審無罪。事件当時から存在した証拠でアリバイが認定された
裁判長:河上元康
2020.12免田栄 死去
老衰のため95歳で死去。福岡県大牟田市の介護施設